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可能性は無限

読む声プラスαの舞台を

役者を目指した学生時代からウン十年、子育ても一段落付いてこれからの生き方を探していた時に出会ったのが、視覚障害の方へのボランティア朗読でした。その活動を数年続けていたある時、フッと思ったのです。朗読は視覚障害の方が対象なのだろうか、見える見えないに関わりのない朗読もあるのではないだろうか、と。それからシェイクスピア作品を皮切りに手探りで立ち上げたのが、女4人の Water Flow でした。
それから紆余曲折を経て、メンバーも替わり、演劇、舞踏、奏楽、オペラ、講談など各方面でご活躍のゲストを迎え、いろいろなジャンルをまじえて舞台を作ってきました。次回作を楽しみに、応援してくださる方も増え、ありがたいことです。「可能性は無限」をモットーに、水の流れのようにとどまることなく、これからも新しい朗読パフォーマンスに挑戦していきたいと願っています。 

( Water Flow 主宰・藤田恵子)

主宰のつぶやき

5/27,28と1日1回だけの「ちょこっとオペラ  Vol.Ⅱ  信じて待った愛の果て」終わりました。
いつでも、アクシデントは付き物で…  それでも今回は「これで終わりか!」と思う程の青天の霹靂…
朗読劇は縛りのない無限大の舞台を作れるのだと教え導いてくれた演出の山下さん…
突然の病に倒れ、それこそ無限の世界に旅立って行かれた…
彼の残した演出プランが書き込まれた真っ黒な台本と膨大な資料…
奥様にお願いしてお借りし、それらを元に彼の教え子であり今回の演者の小嶋君に朗読部分の演出を。オペラ部分は何度も山下さんとも組んでwaterflowの朗読&オペラの演出担当した川島さん。
沢山のハードルを役者、歌手、ピアニスト、スタッフ全員がゴールで待っているであろう山下演出に向かって走りました。
客席のたぶん、ここに座るであろう椅子にお借りした台本を座らせ私は何度その席に視線を向けたことか。
「そこに居るよね、見てるよね、これで大丈夫?」
スピリチュアル系の心根は持ち合わせていないのですが…居るようなオーラを感じたのは私だけではなかったようです。
これからも山下演出の影を追いかけながら1歩ずつ前に進めたらと思います。ありがとう、山下演出‼️
そして、ご来場頂いたお客様 楽しんで頂けたなら幸甚です。
ありがとうございました!

そして最後に、打ち上げの楽しかったこと。

Water Flowの魅力

ピアノとホール.jpg
山下さん顔写真.jpg

故 山下 晃彦(演出家)

「朗読に制約はない!」主宰の藤田さんから溢れでる想いです。オペラ歌手や講談師、多彩な表現者たちとの共演は、そんな想いから始まっています。そして冒険的で、胸おどる朗読劇が生まれてきました。彼女は「朗読って、人の魂を自由にするものでしょ?」と私たちに問いかけているのです。 (2023/3/31 逝去)

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本多 晋(俳優・朗読指導)

第1回の「ザ・シェイクスピアカルテット」で朗読指導を頼まれたのが、縁の始まり。以来、多くの作品に出演させていただいてきたが、よくここまで成長したなと思う。 Water Flow のアイディア、企画は毎回新しくておもしろい。進化し続けているのがいい。

慶子顔写真.jpg

川島 慶子(オペラ部門演出)

 Water Flow の朗読劇とオペラの融合では演者と歌手、ピアニストが互いに高め合いながら一つの舞台を作り上げる、という素晴らしい経験をさせていただきました。次回作も楽しみです。

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